We's 大阪市女性起業家情報交流協会

いつもの会議室を飛び出して春の風情を楽しみながら会員相互の交流を深めようとの事で｢知る、遊ぶ、食す｣をテーマに今回は平城遷都1300年の開幕当日熱気あふれる古都奈良にやってきました。
まず、始めのコースは近鉄奈良駅を出てひがしむき商店街、もちいど商店街を抜けならまちまで・・・
新しいお店と趣のある昔ながらのお店が混在する奈良の商店街はただただ歩くだけで楽しく、レンタル着物でおめかしの外国人観光客と行きかいながら楽しいおしゃべりの中、もちいど商店街内「夢キューブ」に立ち寄りました。

奥行きのある石畳のエントランスを挟み合計9つの2,3坪の小さなスペースに樹脂アクセサリー屋さんや、あっさり/こってり味などユニークなメニューが並ぶミックスジュース屋さんなど個性的な面々が軒を並べていました。

本日の昼食どころは商店街を抜け普通の民家と観光施設が同居する懐かしい雰囲気のならまちのちょうど中間に位置する、間口が狭く奥行きが深い奈良ならではのたたずまい｢とうふ庵こんどう｣です。
お豆腐のコース料理に舌鼓。そしてゆっくりと時間をかけて堪能したコース料理もデザートを残すのみとなった頃、今回のお土産、第一回ならスイーツコンテスト「せんとバレンタインならSweets」のプロジェクト賞受賞スイーツ「ならの玉手箱 薬膳おからケーキ」が到着、何とパティシエの宮武衣充 様ご本人がご持参下さりました。
こちらのおからケーキはスイーツプロジェクトの後援のもと年内商品化に向けて動き出すそうで今後の活躍が期待できる頼もしい女性起業家にもお会いする事ができました。

そしてその後、今回のテーマ｢知る｣のメインイベント、地元の方との交流という事で、もちいど商店街にある創業1901年の老舗かまぼこ店｢魚万商店｣の4代目当主 魚谷和良様にお越し頂きお話を伺いました。30年ほど前から始まったまち興しの現在のキーマンの一人でもあり、冒頭で紹介した｢夢キューブ｣運営の中心的存在でもいらっしゃいます。
時代とともに商店街という個人商店が軒をつらねる古い媒体は淘汰され、大型スーパーや商業施設に飲み込まれる中、商店街の活性化に尽力を注いでこられた魚谷様にまち興しのご苦労や、夢キューブのアフターフォローなど色々とお話を伺いました。

お腹も心も満腹となった一行は、世界遺産｢元興寺｣を訪問したりとならまちを散策、最後に猿沢池を越えて帰途に向かう途中にある夢キューブ卒業生のお店｢SHOP TABIJI」にも立ち寄りました。

奈良を大満喫！・・といったところで、平城遷都1300年祭の方はというと・・・
「行きしなの電車から見たもんねえ。」と一同。　結局1300年祭は車窓からの風景で済ます事となり、奈良の町屋を活かしたお洒落なカフェでおしゃべりに花を咲かせ一同帰途へと向かったのでした。